鶏皮の親子丼・鶏皮の甘辛焼き（董卓系料理）
三國無双から三國志オタクになって以降、塩豚あるいは鶏皮をフライパンでじっくり焼いている時に董卓を思い出してしまうようになった。董卓というのは酒池肉林の起源となった人で、ファットなスーパー極悪人で、死後火炙りにされた人です。
また、董卓によって殺された袁氏一族に対しては盛大な葬儀が行われる一方、董氏一族の遺体は集められて火をつけられた。董卓は平素からかなりの肥満体で、折りしも暑い日照りのために死体からは脂が地に流れだしていた。そのことから夜営の兵が戯れに董卓のへそに灯心を挿したが、火はなお数日間燃えていたという（『英雄記』）。
贅沢ぶりで、文献に残るくらいの贅肉と脂がインパクト強すぎて、自分から出た脂でｼﾞｭｰｼﾞｭｰｶﾘｶﾘに焼かれていく脂肪分を見る度に董卓を思い出して調理している。董卓系料理という名をつけてくれてもいいと思う。あと作る度にちょっと自分の贅肉も気になるので複雑な気持ちにもなる。
董卓そのものの話をするなら素直にフォアグラとかそういう話になると思うのですが、董卓系料理。これはまた話が違うわけです。
そんなわけで鶏胸で鳥はむを作る度に鶏皮が貯まるのでカリカリに焼いて脂を取り出そうと思うんですが、鶏皮料理のレパートリーがイマイチ乏しくて困っています。ツマミとして出すと大抵好評なのだけども自分が鶏皮に対してそこまで熱い想いがないので捗らないのだ…。
鶏皮の親子丼
基本、鶏皮を使う以外はふつうの親子丼の作り方です。
鶏皮をじーーーっくり弱火で炒めてカリカリにする。出た脂は美味しいので捨てず、別に避けておく（炒飯を作ったり色々楽しむ、こっちがメインという説もある）そのままのフライパンで玉葱を炒める。鶏皮と一緒に炒めてもいいし、鶏皮が焦げそうなら一旦どかす。火が通ったらめんつゆとほんだしでぐつぐつ。溶き卵を入れて蓋をして蒸らして出来上がり。
三つ葉があると嬉しいけど多分そういう本格的なやつを作る時は鶏皮で作らない気がする。あるもので作れるテキトー料理です。こってり系。鶏皮を入れすぎるとこってりしすぎてる！と思う人もいるので、他の鶏肉と合わせて作ってみたりとかしても美味しいです。
鶏皮に味が染みてた方がいい！とか、カリカリの方がいい！とか、玉子の加減とか、そういう好みもあると思うので投下タイミングは自分で調整するといいと思われます。
写真がないんだな〜そのうち貼ろうと思う。
鶏皮の甘辛焼き
鶏皮を弱火でじっくりじっくり焼いて、脂を出します。脂は避けておいて炒め物に使ったりします。避けずそのままもう一品作る気持ちで、そのままナスに吸わせて脂が美味しい炒め物系料理にします。鶏皮の甘辛焼きを作るにあたっては、脂は別にしないとくどすぎるので、避けておこう。
脂が出きってカリカリになったら 酒、みりん、しょうゆ、砂糖、酢 をフライパンにじゅわっと入れて、これがタレっぽくなって鶏皮に絡んで煮詰まった感じになったら完成。
言うまでもなく味はこってりなので、ネギと一緒に食べたりすると美味しい。
甘辛焼きは、鶏皮があればあとは 酒、みりん、しょうゆ、砂糖、酢 で作れるので手早く作れる副菜としては良いと思います。
