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フードプロセッサーで贅沢ジェラートを作る(1) - キャラメル系2種類

家でそもそもアイスクリームを作れないと思っていました。正確には作れるだろうけどあの滑らかな舌触りは難しいだろうし、たまに知人がやっていた塩と氷を用意して作るアイスも手間を考えると市販のアイスを冷凍庫に買いだめする方がいいな…と思って長年やる気になっていなかったのですが、話が変わりました。

ハンドブレンダーかフードプロセッサーがあればきちんとお店の味が作れる。

参考にした本

おうちで作るイタリアンジェラート

おうちで作るイタリアンジェラート

 

参考にしたのはこちらの本です。本ではハンドブレンダーを使った作り方が紹介されているんですが、 レシピや作り方を参考にさせて頂きつつ、自分はフードプロセッサーで作れるようになりました。なくても頑張れば作れるみたいですがなめらかな舌触りになるには手間と腕力が相当ないと厳しそう。

手作りのしゃりっと感を楽しむ場合は、きのう何食べた?(7)アールグレイのミルクティーアイスなんだろうなと思います(アイスとシャーベットの中間みたいにシャリっとしている味わいと小日向さんが言ってた…)しかし私はなめらかなやつが食べたい…食べたいので道具の力に頼ります…。

家で作る必要ある?買って来たらよくない?と言われるとそれまでなんですが、まず家から出たくないし、家から出てすぐに店もなく、自分好みの店は一体どこにあってどれだけ遠いんだという話で…。あと自分で作れるようになったら好きな味を贅沢かつ好き勝手に作れるわけで…。

時事ですが、ちょうどジェラートを自宅で調べ物をしていたあたりで自宅待機期間と相成りまして、丁度良かったといえば良かったです。

 

用意する物

ハンドブレンダーの場合

ハンドブレンダーの購入もかなり考えていたので色々検討したのですが、本だとこちらを利用していました。1ランク下のMQ100でも良い気がするんですが、離乳食作るかジェラート作るかの2択よりは追々他の料理にも応用が利く方がいいと思うので新規で買うならMQ500がいいと思います。※MQ100だと耐熱温度が低くて、パワーもちょっと低い

 

フードプロセッサーの場合

基本ブレードで作れるので追加アタッチメントは不要のMK-K48P-Wで問題ないです。フープロは変な安物買って即死するより安定感を買おう。今回自分が使うのはこれです。

 

おまけ、あったらいいもの

クローバー 18-8 深型 組バット 1号

クローバー 18-8 深型 組バット 1号

  • メディア: ホーム&キッチン
 
クローバー 18-8 組バット蓋 1号

クローバー 18-8 組バット蓋 1号

  • メディア: ホーム&キッチン
 

容器〜?家であるもんでよくない?とか思うんですけど熱吸収熱放熱の問題というか、ステンレス系の容器じゃないと固まるのがめっちゃ遅くてテンポ悪いんで追加で買いました。これも多分本に掲載されてた容器かな…?と思うんですが(メーカーや型番までは分からず)後述していく作り方の部分を読んだ上でいらんと思ったらいらんと思います。

一応、自分がステンレス容器の代用品として使ったのは以下のふたつです。

【大容量】ジップロック イージージッパー M45枚入
 

下にステンレスのバットを引けば代用しやすいと思います。ないと凍るのがマジで遅い。

これの一番でかいやつ。ありがとうイワキ。お前はいつも代打バッターとして最低源の仕事をしてくれる。しかし代打は代打でして、底が浅いので最初に凍らせる時、冷凍庫に入れる時や、冷凍庫を開ける時、まだ凍っていないジェラート液が衝撃でこぼれたりすると悲惨なのでそこだけ注意。

要するに底が深めのステンレス容器が欲しいわけです…。

必須は上記の道具くらいで、あとは大体ちょっと料理する人の家にならある道具でなんとかなると思います。作り方見てて足りなそうだったら買い足してくれ。

 

材料を準備して作ります

参考にするレシピに合わせて材料を買ってきましょう。

初っぱなからぶん投げた説明ですが、ジェラート、これだけ必ず買っとけ!みたいな決まった材料が特にない。本を読むと分かるのですが、ジェラートという単語自体がカバーしている範囲がかなり広く、日本だとアイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓、あたりで区切ってるものが全部ひとくくりでジェラートって呼べちゃうので大カテゴリすぎるんですよね。柑橘系の冷菓に近いレシピも、生クリームたっぷりの具もたっぷりのアイスミルクのレシピもジェラートなのだ…。

とはいえ、いくつか決まり事があるといえばあって、クリーム系のジェラートを作る時は牛乳、生クリーム、バターミルクパウダーがあると良い気がします。

バターミルクパウダーは通販でささっと買おう。

取りあえずお試しで150g買って、もっといっぱい作るようになったら1kgを買おう。パンやパンケーキに入れても美味しいらしい。

材料については本を読んだ方が分かりやすいんですけども、幸いとレシピの多くが家庭画報のWEBサイトでも公開されているので、最初はこちらを見て、良い内容だなと思ったら是非本でも買ってほしいです。

私は今回、頂きもので余っていたキャラメルの消費をしたいので、クリーム系のジェラート2種を作った流れを書き残します。

 

フードプロセッサージェラートを作る

キャラメルジェラートを想定して話を進めますが、いきなりWEBサイトでレシピ載ってないやつでした。本買って下さい。

ざっくり説明すると、牛乳、生クリーム、バターミルクパウダーを用意して、人肌温度にして混ぜる。 キャラメルも混ぜる。ここまでがキャラメルジェラートの液の準備。

そしてここからなんですが、冷凍庫で凍らせる。

本だと、時間を見て凍りかけのところを何回も空気を含ませるように混ぜつつ、氷の塊を潰しながら何回か繰り返して、固くなってきたところでハンドブレンダーでまろやかに混ぜていく流れになります。ハンドブレンダーを使う方は本通りでいいと思います。 

ここではフードプロセッサーの場合を記述していきます。

一晩寝かせてガチガチに凍らせた場合

一晩寝かせて、カッチカチに凍ったところを包丁で切り分けてフードプロセッサーでガーッと混ぜ、保存容器に盛り、その後何回かふんわり混ぜつつ数時間凍らせると出来上がります。一晩置きスタイルで容器から取り出しづらくなった場合、少しだけ溶けるのを待つといいのですが、今度は包丁で切り分けるのに汚れやすくなるのでちょっと洗い物が増えるかもしれません。
※但しこのやり方は牛乳や生クリームが多いレシピだから出来るのですが、ゼラチンを入れるレシピは序盤かなりこまめに混ぜる必要がある為、次の方法で作った方がいいと思います。

数時間おきに様子見しつつ、何度か混ぜて凍らせた場合

何回か様子見しつつ混ぜ混ぜ、練り混ぜ、氷の塊を潰しつつ、多少ふんわりさせた状態で凍らせます。大体もう手で潰せないな〜というくらいになったらフードプロセッサーに入れてガーッと回し、再び容器に入れて、時間があればもう一回くらい手で混ぜて数時間で出来上がり。

 

上記工程冷凍庫の温度にもよると思いますが、自分の家だとステンレス容器があれば大体5〜6時間の工程+一晩寝かせになりました。無いと9時間+一晩寝かせくらいかかった。

最後は盛って食べるだけとなりますが、食べる時も練ると美味しいです!本にも書いていますが、柄がしっかりしたステンレスのスプーンで練ろう。

 

備忘録的ジェラートの写真

第一回 キャラメルジェラート

最初はレシピに忠実に、本の配合そのままで作りました。

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キャラメルジェラート液をジップロックに入れた版
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一晩寝かせたものを切り分けてフープロをかけた図

 

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フープロ直後図、ナッツ散らせた図、数時間冷凍庫に置いてまた練って盛った図

うそついてるわいきなりナッツ入れてるわ。いやお好みでナッツを振るのもおすすめですとあったので忠実だと思います。

初めて作った時の写真なので右の写真2枚はイワキの500mlを保存に使ってますが、ギリギリすぎて危なかったんで1.2Lの大きなやつ使った方がいいです。

 

第二回 ラム酒入りキャラメルリボンジェラート(ジンジャースノーボールクッキー入り)

第一回がそれなりに美味しく出来たからって、いきなり全盛りしすぎじゃないか?

分量

最初のキャラメルジェラートが美味しかったのですが、私は31のキャラメルリボンが好きなのでああいうのにしてみたいなと思い、本体のキャラメルを半量にし、半量を水飴に変更。もう半量を仕上げのリボンにつかうキャラメルにしました。

ラム酒が風味に入ってるお菓子が好きなので追加。

ジンジャースノーボールクッキーは鳥取県の「砂の丘」という美味しいクッキーなのですが、粉がいつも普段にまぶされていて最高に美味しいのですがいつも粉があまるのがちょっと勿体なかったので、スノーボールクッキーも少し残しておいて粉と一緒に混ぜ合わせました。似たようなクッキーならなんでもいいと思います。これは事前にフープロで粗めに粉砕して、ジェラートの仕上げのフープロをする時に混ぜ合わせます。

 

最後の仕上げで、キャラメルをリボン状に混ぜます。 

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最後の練りタイミングでキャラメルをリボン状に混ぜる

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リボンがあまり見えないがそれらしく盛った図

ラム酒とジンジャーの風味がふわっと効いて美味しいです。クッキーが入っていると少量でも満足度が高い。リッチなジェラートになりました。この時点で十分コスパ良し味良しのジェラートが家で作れていることで満足顔。やってよかった。
作って3日くらいしたあたりからラム酒の風味が落ち着いてより美味しく感じるようになったんだけど気のせいかな〜。

 

次回予告

紅茶とかチャイ味のものに目がないので紅茶系のジェラートを作れたらいいな…という願望。あとジェラートといえばピスタチオジェラートが大好物なのでそこに辿り着けたらいいな〜。材料は細々と集めていたので、近々作ると思います。

ジェラート、家で作るとやっぱり好き勝手な材料で作れるので美味しくて楽しいですね。

 

(追記)その後の様子。

m3rc.hateblo.jp